2014’ Cannondale SYNAPSE CARBON6 105
キャノンデール シナプス カーボン6 105
カラー/JET BLACK W / MAGUBESIUM WHITE AND BERSERKER GREEN ACCENTS (グロス)
サイズ/51
本体価格¥218,095
2014年モデルの中で最も注目度の高いバイクが、この “ シナプス ” です。
全くの新設計となり多くの新しい機構を取り入れています。
わずかに長いヘッドチューブ、長めのホイールベースの 『 S.E.R.G. ≒ シナプス エンデュランス レース ジオメトリー 』 デザインで、リラックスポジションとレースポジションの中間的な乗車姿勢となり、あらゆる状況下で扱いやすい設計です。
上位モデルのシナプスハイモッドと同じ形状ながらスタンダードモジュラスカーボンの比率を高くして耐久性を高めています。また価格を抑えることにも成功しています。どちらも設計剛性は同じですが、こちらはカーボンファイバーの積層が多い分、重量はやはりハイモッドの方が若干軽くできています。パワーピラミッドや捻じれたステイなどの特徴は共通しており快適性と速さの両方を手に入れています。
大きく捩じられた形状のシート&チェーンステイ。剛性と快適性の両立を追求した結果のかたちですが、単にロングライドを楽に走破するための従来のコンフォート系とは違いレーシングマシンに限りなく近い高速性能も持たされていて、このジャンルのバイクの新時代の到来を感じます。
信頼性、耐久性の高い、シマノ製ホイール “ R500 ”。
装着されているタイヤは、オールラウンドな、シュワルベ “ LUGANO ”700×25Cタイヤです。
一般的なロードバイクよりもわずかに太いことで空気圧を上げてもクッション性が良く、また悪条件の路面にも外乱の影響を受けにくく、安定感の高いライディングをどなたにでも楽しんでいただけます。
キャノンデール オリジナル“ C3バー ”。
ブレーキレバーブラケットからバー上部にかけて連続してきれいにつながる設計です。
特に上部を持ったときの快適性に優れています。
シャローとアナトミックをミックスしたデザインです。特に下部を握ったときにアナトミックのように力が入りやすく、シャローのように握り位置の細かい微調整ができます。リーチが短く現在主流の形状です。
キャノンデール “ C3 ” ステム。
薄く軽量なステムですが形状が工夫されており剛性も充分以上です。
ステム下のスペーサーは軽量なカーボン製で、トールキャップ&5mm×3枚・15mm×1枚 計30mm と多めのスペーサーにより高めのハンドルセッティングがしやすく、リラックスしたポジションでのライディングに適しています。高さを幅広く調整できます。
カラーコーディネイトされたアルミバーエンドキャップ。ボルト締めで確実に固定されます。
フレームグラフィック。
各所に配されたキャノンデールイメージカラーのグリーンが鮮やかです。
横から見ると薄いシートチューブは前からは幅が広く横方向の剛性を確保しつつ薄いシートチューブ全体を弓のようにしならせて縦方向の衝撃を分散する設計です。
大きく口をあけたシートチューブ。
新設計のBB30A規格により横剛性がさらに向上しました。
シナプスのヘッドチューブは同サイズのCAADシリーズやEVOと比較して長めです。
きつい前傾姿勢をとらずにリラックスポジションのスポーツライディングを楽しめます。
リヤブレーキケーブルはEVOの上位グレードやCAAD10と同様にヘッドチューブ前面より内蔵されます。
またシフトケーブルもダウンチューブ内に内蔵されます。
リヤシフトケーブルの出口。ここまでリヤシフトケーブルは一切外から見えません。
BB裏。
四角い樹脂カバーを外すと内部には前後のシフトケーブルのガイドがあります。シフトケーブル関係の整備時にはここを開けて作業します。
新型シナプスのBB幅は73mm。従来のBB30(68mm)の左側を5mm延長しています。
二股のシートチューブは、この幅広のBB幅を最大に使ってBB部分に接続されます。
“ SAVE = シナプス アクティブ バイブレーション エリミネーション ”チェーンステー。
扁平加工により上下方向の衝撃は積極的に吸収し左右方向のたわみをしっかり抑え込む優れたデザインです。
上からは幅広に見えます。
横方向には極めて高い剛性を発揮し、パワーロスを抑え高い伝達効率を実現しています。シンプルながら効果的なアイディアです。
主なコンポーネントに、シマノ “ 105 ”を採用していますが、ブレーキキャリパーは、シマノ “ TIAGRA ” です。充分な制動力を得ています。
メインコンポーネントに105を採用していますが,クランクセットはBB30規格の為、FSAの製品を使っています。
BB30規格のクランクセットは、FSA製 “ ゴッサマー ” を採用しています。キャノンデールがスタートさせたBB30規格は今や高性能バイクのスタンダードになりました。シンプルな構造で重量とQファクターの増加を抑えつつ飛躍的に剛性アップが望めるこのシステムは今後より普及していくと思われます。
シマノ“ 105 ”リヤディレイラー。
ディレイラーハンガーは左右から挟み込むタイプのもので、ハンガー自体の剛性も上がっています。シフト剛性も上がりダイレクトで正確なシフトに貢献しています。
耐久性を重視したアルミ製のシートポストを採用。
シナプス2013’モデルでは、真円の27,2mm径を採用していましたが、2014’モデルでは、25.4mm径の細いものになり柔軟性が高く、快適性が上がっています。
シートポストの固定方法が新しくなりました。
W斜臼式になりフレーム内部に隠れるかたちです。
見た目にもスッキリするのと、同じサドル高でもシートポストが長く出ることになり細いシートポストの柔軟性をより活かすことができます。
キャノンデール オリジナル “Stage Ergo ”サドル。
シートレールは強度が高く耐久性に優れるクロモリレールを採用しています。
前後2本留めのシートポストは確実な固定が可能であり角度の無段階調整が可能です。
フロントビュー。
実測重量8.68㎏(ペダル無し)
【Category; Cannondale_Road 】-【2014/04/30Update】