2021' SuperSix EVO Carbon Disc 105
キャノンデール スーパシックス EVO カーボン ディスク 105
カラー/Rainbow Trout - RBT
サイズ/51
本体価格¥280,000 (10%税込価格 ¥308,000)
一昨年のモデルチェンジでエアロ性能を向上させ、レーシングバイクとして熟成の域に達したEVO。
メインフレームは翼断面形状の後端を切り落とすことにより重量はそのままに同等以上の剛性と30%以上の空気抵抗の軽減を実現しています。
ハイモジュラスではない、スタンダードカーボンを採用するこのフレームは十分以上の剛性と軽さを両立しており、ハイモジュラスに比べてわずかに重量が増えるものの高い耐久性と乗り心地の良さではハイモジュラスを上回っています。
このバイクはメインコンポーネントに シマノ 105 を採用しています。
ヘッドチューブ前方に設けられた内部の空間にブレーキホースを内装し空気抵抗の軽減と同時にクリーンなルックスも実現しています。
低い位置に取り付けられたシートステイが特徴的です。EVOは路面からの衝撃を吸収する能力が非常に高いですが、このシートステイの設計が大きく影響しているようです。
翼断面形状の後部を切り落とした設計がよくわかります。
正面からの風には翼断面形状の方が空気抵抗が少ないですが、実際の走行ではほとんどの場合斜め前方からの風又は横風になります。
実走行での空気抵抗の低さを重視した実用的なデザインであり、同時に軽量化も実現しています。
ボリュームのあるフロントフォークは横幅が抑えられており、他のチューブと同様に後部が切り落とされた形状です。
フォーククラウン後部は専用形状のフレームとぴったりと隙間なく一致します。
エンドからコラム・クラウン、さらには下球押しまで一体成型のフルカーボンフォークです
Vittria “ Zaffiro Pro Slick, 700 x 25c タイヤ。
最近の流行である少し太目のサイズを採用しています。
薄くしなやかで軽量なタイヤは抜群の振動吸収とスピードを両立しています。
STIレバーには、シマノ 105 を搭載。
コストパフォーマンスに優れ、精度の高い作りで抜群の操作感です。
ステム、ハンドルバー、バーテープ、ヘッドパーツはキャノンデールオリジナル製品でまとめられています。
特殊な形状のフレームのためヘッドスペーサーも専用品を使用します。
前方に張り出したヘッドチューブにピッタリと合う形状のスペーサーは内部にブレーキホースを抱え込む作りになっています。
ステムの高さ変更の際にブレーキホースを切らずに作業できるよう工夫されています。
ハンドルを切った状態ではヘッドチューブ前方にスペースがあるのが確認できます。
この中に前後のブレーキホースが収まります。
Di2の場合はコードもここに内蔵されます。
ハンドルの回りすぎによるホースやコードの損傷を抑えるためにステアリングストッパーが着いています。
専用設計のフレーム&フォークはハンドルをまっすぐにした時にぴったりと一致します。
フロントフォークは、その大きいボリュームの割に薄く、タイヤクリアランスが大きいのが目立ちます。
シートステイのシートチューブへの取付け位置はフォーククラウンと同じ高さまで下げられています。
前方投影面積を減らして空気抵抗の軽減にもなっています。
トップチューブは横からは特に後部が薄いことが分かります。
キャノンデールが以前から得意とするSAVE機構をさらに推し進めた最新の振動吸収設計です。
最近のキャノンデールではロゴの入れ方、デザインが変更になりました。
トップチューブに小さく入るロゴはスッキリしてお洒落な印象です。
ダウンチューブの後端をスパッと切り落としたような形状がよく分かります。
トップチューブ前方は幅が広く見た目にも横剛性の高さを感じさせます。
ダウンチューブのボトルケージの取付け穴が3カ所。
取り出しやすい高めの取付け位置と空気抵抗の少ない低めの取付け位置を選択できます。
後部を切りおとした最新のエアロ形状です。
軽量化と快適性も同時に得ています。
信頼性が高くコストパフォーマンスに優れるシマノ 105を中心に高剛性なキャノンデールクランクを組み合わせています。
クランクセットはキャノンデールオリジナルの高剛性な キャノンデール 1 を採用しています。
アルミの加工を得意とするキャノンデールならではの鍛造クランクです。
上位グレードの中空構造とは異なり裏側に凹みの溝がある形状とすることで高い剛性を得ると同時にコストを抑えています。
キャノンデールオリジナルクランク3種類の中でもっともコストパフォーマンスが高いクランクです。
歯数はスタンダードな52×36です。
105リヤディレイラーは様々な状況で確実に動いてくれ、信頼性の高さはさすがシマノ製です。引きの軽さや操作感も素晴らしいです。11~30Tのスタンダードな歯数です。
交換可能なディレイラーハンガーを装備。この位置までリヤシフトケーブルが内蔵されます。
105の油圧式ディスクブレーキ。
ブレーキホースはキャリパーの近くまでフレーム内に内蔵されています。
ローター径は制動力とコントロール性のバランスに優れる前後160mmです。
同じく105の油圧式ディスクブレーキ。
ホースはフォークブレード内に内蔵されています。
ホース上部はヘッドチューブ内に内蔵されスッキリと美しく、また空気抵抗の軽減も実現しています。
リヤと同様に160mmローターを採用しています。
強力で天候の影響を受けにくく繊細なコントロールもしやすいディスクブレーキ。
近年ロードバイクに装備されるケースが多くなっています。今後はますます増えそうです。
専用形状のKNOTシートポスト。
アルミ製で軽量で衝撃吸収性にも優れています。
D型断面の特殊形状とすることと細いことによりしなりやすくなっておりSAVEと併せて
この部分でも快適性を向上させています。
プロロゴ“ Nago RS STN” サドル。
フロントビュー
【Category; ロード Cannondale 】-【2021/09/25Update】