2013'Cannondale SLICE RS ULTEGRA Di2
キャノンデール スライス RS アルテグラDi2
カラー/WHT(MAGNESIUM WHITE w/ JET BLACK & RACE RED ACCENTS (グロス))
サイズ/56
税込¥599,000
トライアスロン&TTモデルのスライスにニューモデル。
リクイガスチームによって以前からテストが繰り返されていましたが、いよいよ登場しました。
空気抵抗を減らすための様々な工夫がされています。
またバイク後のランにできるだけフレッシュな状態で移れるよう快適性も重視した設計です。
トライアスロンやTTには欠かせないDHバーを標準で装備しており、またフレームの設計もDHポジションに合わせたものになっています。
NAEROテックエクスターナルフォークはステアリングコラムをヘッドチューブの外側に出すことで小さなヘッドベアリングの使用を可能にし、驚異的に薄いヘッドチューブを実現しています。
シマノアルテグラDi2を搭載しておりDHポジションのままシフト操作できるようDHバー先端にシフトスイッチを設けています。
フレームだけでなく各部が極限まで薄く作られているのがわかります。
またケーブル類を全てフレームチューブ内に内蔵しているのも究極のエアロダイナミクスを考慮してのことです。
ブレーキキャリパーの位置や、新設計のシートポスト、フォークの形状&寸法にもそれが表れています。
トライアスロン&TT系のパーツの開発に力を入れている“VISION(ビジョン)”はFSAの別ブランドです。実戦での経験をもとにアイディア溢れる魅力的な製品を数多くリリースしています。
このバイクにもハンドルバー&DHバー、クランクセット、ホイール等が採用され戦闘力をさらに引き上げています。
写真のブレーキレバーは標準仕様ではありません。標準はSRAM製のケーブルアジャスト機能付きのものがアッセンブルされます。
VISION製の扁平加工されたベースバーと“VECTOR”カーボンDHバーの組み合わせ。
非常に多くの、そして広範囲の調整機能を持ち、あらゆる体形や走りのスタイルに対応可能です。
薄く鋭角なフォルム、無駄な突起を排除したシルエット。
高速域になるほどこのバイクは真価を発揮します。
少しでも前に、少しでも速く、そう願うライダーにとって最強のパートナーとなることでしょう。
アルテグラ電動変速システムのシフトスイッチ部分。
DHポジションで走行中にシフト操作をするには、一般的なSTIレバーではその都度DHポジションを崩して(腕を開いて)行う必要がありましたが、このタイプは空気抵抗が少ない姿勢を維持したままで行えます。
装着されるホイールはVISION TRIMAX T42。
高さ42mm幅21mmのセミディープなプロフィールによって、空力性能はもちろん登りでの軽さや様々な風向きでの安定性も実現しています。
扁平形状のスポークを使用し、さらにフランジ間隔が小さめであったり、ロックナットの形状も空気抵抗を考慮したものとなっています。
独自のABSニップルは自動ロック機構を持ちニップルの緩みによる車輪のフレを防ぎます。
軽量でグリップ力、衝撃吸収性に優れ軽い走行感のシュワルベ製アルトレモZX 700×23Cを装着しています。
長時間の走行でも体力の消耗を抑えられライバルよりも有利に戦えます。
フレームグラフィック。
普段はフロントフォークに隠れていますがステアリングを切るとヘッドチューブ部分のCANNONDALEロゴが表れます。
フロントフォークと一体化するデザインの専用設計のブレーキキャリパー。
リヤブレーキも同様です。
VISION TRAIMAXクランクセット。
BB30規格の太く高強度なAL7050スピンドルはペダリングのパワーを効率良く推進力に変換します。空気抵抗軽減のための幅広のカーボンクランクは、日の字断面の独特な中空構造で強度を確保しながらできる限りの軽量化を行っています。
リング部分、アーム部分も空気抵抗軽減のための設計です。
クランクセット以外の駆動系コンポーネントはシマノ製品でまとめられています。
このモデルではアルテグラ電動変速システムによりストレスのない快適な走行を実現しています。
空気抵抗軽減のための幅広のクランクアームと凹凸の無いリング&スパイダー部。
両方に跨るVマークなどグラフィックも凝っています。
強力な変速、軽いタッチ、短いストロークなど電動シフトのメリットは数多くありますが、リヤのギヤポジションに合わせてフロントが自動で最適な位置に移動してくれる点はとてもありがたいです。
電動シフトはワイヤーの巻き取りリールを引っ張ったり、ストッパーを力ずくで外したりする必要がありません。
スイッチを軽く押すだけで確実な変速操作が可能です。
コードはフレーム内に内蔵されます。
リヤエンドは後方に車輪を外すタイプです。
空気抵抗の少ないチェーンステイ下に取り付けられたリヤブレーキには、さらに空気を整流するためのカウルでカバーされます。
電動シフトのバッテリーはこのカウルに取り付けられています。
バッテリーは簡単に取り外すことができ専用充電器で1,5時間充電で約700キロ走れるそうです。
バッテリーの充電状態を確認するためのインジケーターは光の色と光り方で充電レベルを知らせてくれます。緑点灯→バッリー残量100~75%、緑点滅→75~50%、赤点灯→50~25%、赤点滅→25%以下。
丸いスイッチはリヤシフトの微調整とセーバー機能からの回復に使用します。
フロントフォーク上部から前後のブレーキケーブルと電装コードが内蔵されます。
一般的なバイクよりもセッティングの手間はかかりますが究極のエアロダイナミクスを手に入れることができます。
DHバー先端のシフトスイッチから後端のキャップまでコードが内蔵されます。
キャップから出たコードはできるだけ空気の流れを乱さないようにセットしました。
UCIルールに適合させるために縦横比3:1をキープしながら、限界まで薄さを追求したために前後方向にも小さくなったシートポスト。
カーボン製でこれだけの薄さですが中空構造になっています。
前後を反転させることで一般的なロードバイクのシートポジションとDHバーを活かせる前乗りポジションを切り替えることができます。非常に幅広い前後調整範囲をもっています。
シートポストの固定は後部のボルトによる斜臼式です。
フィジーク製アリオネTRI。トライアスロンでの使用を前提にパッドが厚めで、特に前方の厚みがあり幅広になっています。
前から。
空気の流れを乱す要因が極端に少ないのがわかります。
パークツールのデジタルスケールで重量を実測しました。
サイズ56の実測重量9,15kg。
このタイプ、このサイズのバイクとしてはかなり軽量です。
標準仕様のブレーキレバーはSRAMのカーボン製のものです。
独特なケーブルアジャスト機能を持っています。
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