2012' Cannondale CAAD10-1 DURA-ACE
キャノンデール CAAD10-1 DURA-ACE
カラー/BLA(ブラック/アノダイズド(マット))
サイズ/54
税込¥399,000
『 CAAD(キャド) = キャノンデール・アドバンスド・アルミニウム・デザイン』
世界最高のアルミニウムフレームを製造するキャノンデールの最も重要で最も基本とする技術です。
キャノンデールのアルミニウムフレームは、カーボンフレームがラインナップの多くを占めるようになった現在でも、最もキャノンデールらしさを感じさせます。レーシングスピードと快適性を最先端の技術で両立させたハイパフォーマンスバイクです。
新設計になる度に、その数字を一つずつ増やしてきた 『 CAAD シリーズ 』。
過去のモデルもやはりその時代の最先端のアルミバイクでした。中でも『 CAAD 9 (キャドナイン) 』 は、アルミバイクの中では “特別な存在” として扱われるほど総合性能が優れていました。
2011年、これを越える 『 CAAD 10 (キャドテン) 』 が、発表され、『 CAAD 9 』 よりも、約200g軽く、より快適性が高く、よりパワーロスが少ないマジックのようなフレームが誕生しました。
メインコンポーネントに、シマノ “ デュラエース ” を搭載したモデルです。
写真中のフライトデッキ(サイクルコンピューター)は標準仕様には含まれません。
390g、1-1/8から1-1/4インチのテー パー仕様のフルカーボンフォークにより重量増を最小に抑えつつ剛性アップと耐久性・快適性も同時に実現しています。
余分な材料を削除するために外部の前面にマシニングを施した テーパーヘッドチューブに収められ、切れ味の良いハンドリングが特徴的です。
衝撃吸収の良さにはオフセットドロップアウトも大きく貢献しています。
大径のダウンチューブ&ヘッドチューブ。大きく扁平加工されたトップチューブ&シートチューブ。
リヤステイもSAVE+左右非対称と全くの新設計により性能、特に剛性アップが際立っています。
このCAAD10-1のBLAカラーは他のCAAD10のマットブラックとは異なります。
他のCAAD10ではマットブラックの塗装ですが、CAAD10-1の黒はアルマイト加工によるものです。
塗料を使わない分軽量に仕上がることと擦り傷に強いことが特徴です。
ホイールは、シマノ “ RS 80 ” 。
軽量なアルミリムにカーボンを積層したコンポジット構造、オフセットさせたスポークホールなどのテクノロジーによる剛性感、軽い走行感は、CAAD10との相性も良好です。
フォークエンドをオフセットさせた独自のデザインが路面からの衝撃を和らげ常にタイヤと路面の接地状態を最良に保ちます。
目立たない部分ですが剛性の高さからくる正確なステアリング特性と抜群の路面追従性を同時に実現する素晴らしいシステムです。
シュワルべ "DURANO S 700×23C FOLDING" タイヤ。
軽量でダイレクトなフィーリングがライディングをより楽しくしてくれます。
ハンドルバー、ステム、シートポストをキャノンデール・オリジナルで統一しています。
ステムは耐久性が高いキャノンデールオリジナル“ C2 ”、ハンドルバーも同じく“ C2 ”バー。リラックスライディングからパワフルな走りまで広範囲に使いやすい形状です。
“ C3 ”バーよりも強度の高い材料を使用し、軽量で衝撃吸収性に優れています。
標準ではスペーサーが多目に入っていて幅広い高さ調整が可能です。
新採用の“ C ”ロゴ入り ハンドルバーエンドプラグ。ボルト締めで確実に固定されます。
CAAD10-1ならではの特徴的な部分。
フレームの表面処理が他のCAAD10とは異なります。
完成したフレーム全体にサンドブラストをかけてザラザラにした後に“CANNONDALE”のロゴ部分を削り取って艶ありの状態にして、その上からブラックのハードアルマイトをかけるという凝った仕上げになっています。
フレーム単体でこのカラーを販売してほしいとの声も多いのですが、このカラーはCAAD10-1のコンプリートバイクだけのスペシャルカラーとなっています。
カーボン製のフロントフォークには当然ながらアルマイトはできないのでマットブラック&グロスブラックの塗り分けでイメージを揃えています。
目立たない部分ですが、こんなフォーク裏にまで“CANNONDALE”のロゴがマットブラックとグロスブラックの塗り分けで表現されています。
キャノンデールオリジナルの“BB30”規格のクランクセットにはFSA製SL-K中空カーボンクランクをアッセンブルして軽さと驚異的な剛性を両立しています。
それ以外のドライブトレインには信頼性の高いシマノ製品がアッセンブルされています。
FSA SL-K。
上位グレードのKフォースライトと同じ完全中空構造です。
中空部分のセンターに補強リブを設けており(漢字の“日”の字のような断面形状)、高い剛性を発揮しペダリングロスを抑えて高効率な走りに貢献しています。
PCD110mmのコンパクトサイズで50×34Tのスタンダードな歯数設定。
シマノのセットにチェーンリングがシマノでない場合、フロントの変速性能が著しく落ちる場合が多いですが、このモデルでは強靭な7075アルミからCNCで削り出されたシマノとの組み合わせを前提としたリングを使用してその問題を解消しています。
シマノ“デュラエース”フロントディレイラー。
本場のプロレースで使用されるトップグレードです。
前モデルの7800よりもリンク形状の見直しによるシフト剛性アップ、また各支点にブッシュを使用したりスプリング強度の最適化により軽くスムーズなシフトを実現しています。
チェーンガイドにもアルミを使用して軽量化しています。
シマノ“デュラエース”リヤディレイラー。
軽く強いことはもちろんのこと、プロの激しい使用や厳しい気象条件の中でも正確に作動してくれることが重要視されて設計されています。
鍛造アルミ、エンジニアリングプラスチック、カーボン等複数の素材を巧みに使い分けています。
リンクプレートの支点にはフッ素コートブッシュ、上下プーリーにシールドベアリングなどなど軽く確実な作動のために様々な工夫がされています。
“SPEED SAVE”デザインチェーンステイ。
究極の快適性を求めて設計されたシナプスシリーズのために開発された“SAVE(シナプス・アクティブ・ヴァイブレーション・エリミネイション)”をさらに進化させ、快適性だけでなく走行スピードやコーナリングスピード、加速性を高め、あらゆる状況でより速く走れます。
中央部が上下方向から扁平加工され縦方向には積極的に動きつつ、横方向にはしっかりパワーを受け止めてダッシュ時のパワーロスを抑えこんでいます。
上から見ると扁平加工された中央部が幅広になっているのが分かります。
また左右のチェーンステイは形状・寸法が非対称になっておりペダリングによって起こる左右のアンバランスを解消します。
KMC製のチェーンジョイント。
チェーンカッターを使わずに簡単にチェーンの脱着が可能です。
クリーニング等ご自分で整備される方にはとても便利です。
CANNONDALEロゴ入りシートポストクランプは内側に突起が設けられボルトがフレーム側スリットの反対側にしか付かないようになっています。カーボンシートポストにダメージを与えない為です。
キャノンデールオリジナルの“C2”シートポスト。
UDカーボンの軽量で衝撃吸収性が高いポストです。
高い位置にあるパーツが軽くなるとダンシングの振りが軽くなり素早いスピードアップが可能になります。また非常に高い衝撃吸収能力を持っています。
シートレールの固定は前後2本ボルトタイプで角度の微調整が可能です。
フィジーク“アリオネ”。
定番のロングベースサドルです。広範囲にポジションを選べ、特に後部での快適性に優れています。
サイドに細かい切れ込みが入った、独自の“ウイングフレックス”機構により広い面積でしっかりサポートしつつ足の動きを邪魔しない設計です。
同社のICSシステムに対応しており専用のリヤライトやサドルバッグをスッキリと取り付けられます。
フロントビュー。
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