ロードバイク パーツ組換え (TESTACH) vol.2
テスタッチは大阪の東洋フレームのブランドです。
クロモリロードを中心に様々なタイプ、素材のフレームを日本人の為に日本人の手で製作しています。
このモデルでは快適性が高く独特の剛性感を持つクロモリフレームに+カーボンバックでさらに快適性を追求した設計です。
フロントフォークは標準仕様のワンバイエス製R1フォークを組み合わせています。
コラムまでカーボンで軽量で快適性が高い正確はこのフレームにピッタリです。
ヘッドラグはヘッドチューブと一体になっており独特です。
トラディショナルな形状のハンドルバーを使用しています。
オーナーはこのバイクを山岳地帯のツーリングによく使用しておりパーツアッセンブルにも特徴的な部分があります。
クランクセットはスギノのコスペア50×34T。
リヤスプロケットはMTB用の11~32Tを使用しています。そのためリヤディレイラーもMTB用のXTを採用しています。
今回、使用パーツの変更によりさらなるパフォーマンスアップを狙いました。
メインコンポーネントにシマノ 6700アルテグラを使用しています。
チェーンとシフトケーブルに7900デュラを選ぶあたり通っぽいアッセンブルです。
スギノの新製品OX801D。トリプル並みの低いギヤを145mmと小さいQファクターで実現できます。
クランク・リング、それぞれカラーをシルバーとブラックから選べます。またオプションでリングのカラーはレッド・ブルー・ゴールドも注文できます。クランク長は160、165、167,5、170、172,5、175mmと幅広く用意されています。アウターは52、50、48、46、44Tから、インナーは36、34、32、30Tから選択可能です。
ニットーの新製品“M106 NAS”。
クランプ径26,0mmで最新の形状、しかもシルバーとなると選択肢が非常に少なくなります。
成型後に焼き入れ加工され高い強度を誇っています。
ショートリーチの肩部分には潰し加工が施され掌にかかる圧力が広い面積で分散されるように設計されています。
ホイールもシマノWH-7900ーC24CLに変更しました。
デュラエースグレードのこのホイールは軽さだけでなく剛性としなやかさを併せ持っています。
専用設計のハブによりストレートスポークを使用し不要な伸びやフレが出にくくなっています。
新設計のアジャスト機構によりベアリング調整も簡単・確実です。
スポークは空気抵抗を抑えるために扁平加工されています。
薄く軽量なアルミリムをカーボンファイバーで補強することによって強度を保ちつつ、重くならないように、また堅くなりすぎないように設計されています。
ニップル周辺は厚みを増やして補強されています。
前輪はラジアルですが後輪はタンジェントです。
駆動力を効率良く伝達する為にストレートスポークと専用設計のハブデザインが一役買っています。
フリーボディは強度と軽量化のためチタニウム製です。
空気抵抗軽減のために扁平加工されたスポークは左右で厚みが異なっており(左が薄い)伝達効率と快適性の最適化が図られています。
フロント同様リヤもベアリング調整が簡単・確実な新設計のアジャスト機構を備えています。
アクスルは前後とも軽量なアルミ製を使用しています。
専用設計のコンパクトなメーターマグネットと調整用工具が付属します。
シマノ製のクイックシャフトは締めつけ感が抜群です。
他メーカーのホイールにもお勧めです。
扁平スポークにパチン!とはめ込むだけの簡単取り付け。
小さく目立たないのもいいところです。
ホイールバッグが付属します。
完成しました。
トラディショナルな乗り味の中にも最新の機能を盛り込んだスチールフレームと高機能なパーツの組み合わせによってツーリングがより楽しくなることでしょう。
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デュラエースのホイールは見た目にも、実際に乗った感じも軽快です。
ニットーの新製品“M106 NAS”。
貴重なクランプ径26,0mm、しかもシルバーです。
リーチが短く現在スタンダードな形状です。
バーテープは手触りが良く人気のフィジークです。
高級感があるロゴ入りタイプです。
スギノOX801D。
従来一般的だった52×39から現在は“コンパクト”と呼ばれる50×34が一般的になっています。
ギヤ比が低くなり実用的になったものの「さらに軽いギヤが欲しい!」場合もあるかと思います。トリプルで52×39×30と言う手もありますが右足が外に出てしまうのが難点でした。このクランクセットならトリプル並みの低いギヤを小さいQファクターで実現できます。
【Category; カスタム&メンテナンス 】-【2011/02/14Update】