2021’Cannondale SystemSix Carbon Ultegra
カラー/Candy Red-CRD
本体価格¥520,000 (10%税込価格¥572,000)
キャノンデールのエアロロード “システム シックス ” 。
一昨年に発表されるまでは、最近のエアロロードが注目されてきている中でも、キャノンデールでは、TT・トライアスロン系以外ではエアロロードを否定してきました。空気抵抗の軽減と引き換えに失うものが多いためです。
重量の増加、横剛性の低下、横風に対する弱さ、衝撃吸収性能の低下、整備性の悪化などなど。
しかし素材の研究や技術の進歩によりこれらの問題の大幅な改善を実現することが可能になりました。
ホイールにはVisionの “ SC55 ” フルカーボンリムを採用。
ハイトが高く幅広のリムは正面からの風だけでなく横風の影響も受けにくくなっています。25C幅前後のタイヤを装着した際に一番バランスが良くなる設計です。
空気抵抗の軽減のために設計されたフレームは横からはボリュームがあり迫力のあるデザインです。
単純な翼断面ではなく後部を切り落とした形状になっており正面からの風だけでなく横風、斜めからの風でも抵抗を軽減しています。
ディスクブレーキ仕様のためフォーククラウン部はスッキリしています。
幅があるクラウンからメインフレームへつながる曲線が美しいです。
またフロントホイールがダウンチューブに食い込むデザインになっていて余計な隙間をなるべく減らしたい考えが感じられます。
タイヤはビットリア製ルビノプロ25C。
様々な路面状況で扱いやすい高性能なタイヤです。
キャノンデールオリジナルのホログラムKNOTバー。
カーボン製で軽く上部のフラット部分が薄い構造により、衝撃吸収性が非常に高いのが特徴です。
ブレーキホースとシフトケーブルが内蔵されます。
ステムにもこのバーとブレーキホースが内蔵される構造のフレームのための専用品を採用しています。
このためヘッドスペーサーも特殊な形状ものを使用していますがスペーサーによるステム高さ調整が簡単にできるよう考慮されています。
上部が薄く幅広なハンドルバーの様子が分かります。
フロントフォークとシートポストも薄いです。
ブレーキホースはハンドルバーとステムの付け根に少し覗くだけでほぼ外から見えないようになります。シフトケーブルはダウンチューブの入り口まで露出しますがDi2の場合はこの部分もコードも内蔵されます。
ハンドルを切った状態。
ヘッドチューブの前側にスペースがありブレーキホースが通っています。
DI2の場合はコードもここを通ります。
ハンドルの回りすぎによるホースの損傷を防ぐためにステアリングストッパー機能が付いています。
リヤホイール側もシートチューブに大きく食い込む設計です。
後部が切り落とされた形状のフレームの様子が分かります。
ダウンチューブのボトル位置は取り出しやすい高めの位置と空気抵抗の少ない低い位置を選択できます。
信頼性が高いシマノアルテグラを中心に高剛性なキャノンデールクランクを組み合わせています。
クランクセットはキャノンデールオリジナルの高剛性なホログラムを採用しています。
アルミの加工を得意とするキャノンデールならではの鍛造中空構造でキャノンデールオリジナルクランク3種類の中でもっとも剛性が高いクランクです。
キャノンデールが掲げるSi(システムインテグレーション)思想による、アウター&インナー3D鍛造一体成型のチェーンリングもキャノンデールらしさを強く感じさせます。
歯数はスタンダードな52×36です。
フロントディレイラーはアルテグラ。
アウターとインナー一体成型のチェーンリングは、ダイレクトで軽く強靭なだけでなくボルトの緩みなどのトラブルも排除します。
リヤディレイラーもアルテグラ。
信頼性が高く高性能なレーシングパーツです。
リヤスプロケットはクロス&ワイドな11~30Tの11段です。
強力でコントロール性に優れる、アルテグラの油圧式ディスクブレーキを採用。
冷却フィンを備えたパッドと放熱性が高いローターなど、油圧式ブレーキの大敵である熱の対策も考えられています。
強力にホイールを固定し剛性も上がるスルーアクスルを採用していますが “ スピードリリース ” と呼ばれる設計でアクスルを完全に抜くことなく少し緩めるだけでホイールの脱着が可能です。
リヤのローターはコンパクトな140mmです。
フロントも同様にアルテグラ油圧式ディスクブレーキ。
フロントローターは制動力とコントロール性のバランスに優れる160mmです。
リヤと同じく、スピードリリースシステムを採用。
システムシックス専用設計のカーボン製シートポスト。
薄く、後端を切り落とした形状であらゆる方向からの風に対して抵抗を軽減します。
前後2本ボルトタイプの固定方式により強力な固定、また微妙な角度調整も無段階で行えます。
シートポストの固定はここから六角レンチを差し込んで行います。
スッキリとしたルックス、空気抵抗の軽減にもなっています。
最近の流行であるショートノーズサドル。
深い前傾姿勢をとった時の圧迫が少なく高速走行が快適です。
フロントホイールに装着されたガーミンと共同開発のセンサー。
無料のアプリを使用してスピード、距離、消費カロリー、CO2削減量などを記録します。地図上に走行ルートの表示も可能です。
また、ユーザー登録やメンテナンスのタイミングを自動的にお知らせを受けることも可能です。
フロントビュー。
フォーク、ハンドルバー、シートポストの薄さが際立ちます。
BELL CREST ヘルメット