パナソニック フル オーダー トラックレーサー
『 30年以上続く日本製 』 オーダーバイクをあなたへ。
1987年にマスプロメーカーとして初めてオーダーシステム POS(ポス)=Panasonic Order System(パナソニック オーダー システム)を確立。
工場の生産ラインとは別に、自社工房内でクラフトマンの手により一台一台、受注生産されています。
POSシリーズにはトラックレーサーの他にロード、シクロクロス、ツーリングが用意されています。
またフレーム素材にはクロモリが主に使用されますがモデルによってはチタンの選択も可能です。
幅広い車種構成、またサイズが細かく指定できる点や豊富なカラーリングで自分だけの理想の1台に出会えます。
中でもトラックレーサーのフルオーダーフレームは寸法は1mm刻みで指定可能、ヘッドアングルやシートアングルも細かく指定可能です。
他にも選択可能な箇所が驚くほど多く、相応の知識と覚悟がなければ注文することを躊躇してしまいそうなほどです。
女性オーナーのトラック競技用バイクです。
ロードバイクには十分に慣れていますがトラック競技専用のバイクを用意するのは初めてです。
ジオメトリーは短距離用のスタンダードなものを基本にオーナーの特性を考慮し少しだけアレンジしています。
ベースとなるフレームチューブは特性の異なる4種類から選択可能です。
また部分的に直径や肉厚の異なるチューブの使用も選択可能です。
好みや競技の特性に合わせた仕様が選択できますが、素材や寸法の違いによるフィーリングの違いを理解できていなければオーダーシートを埋めることさえできません。
走行しているところを見せていただいたり、何度も相談を重ねながら細かい仕様を決定していきました。
膨大な選択可能箇所はここでは書ききれません。
詳しくはパナソニックのウェブサイトをご覧ください。
ニットー製のトラック競技用バー&ステム。
ステムはガールズケイリンでもよく使われるもので角度73度により極端な前下がりにはなっていません。
バーテープは薄くてダイレクトな握り心地で吸い付くようなグリップ感のフィジーク製VENTOマイクロテックスタッキー2mmを使用しました。トラックレーサーらしく下半分だけに巻いています。
CORIMA製4本バトンホイール。
現在のトラック競技では必需品と言っていい前バトン&後ディスクホイール。
特にスピードが上がった時の抵抗の少なさが通常のスポークホイールとはまるで別物です。
後輪のディスクホイールもCORIMAです。
剛性がむやみに上がりすぎないよう考慮したアッセンブルです。
前後のチューブラータイヤはビットリア製のトラック専用品です。
トレッドの右側がスリックで左側だけにラインパターンが入っています。空気抵抗の軽減を考慮しているのだと思います。
トラック用タイヤは多くの種類がありますが軽すぎず細すぎないしなやかなものを選択しました。
クランクはディズナ製ラ・クランク。広範囲に、しかも細かく用意されたクランク長が最大の特徴です。
このバイクでは157,5mmを採用しています。
PCD110mmのため通常トラック短距離で使われる厚歯ギヤが使えず薄歯でのアッセンブルとなっています。
厚歯のダイレクトな感触は魅力ですがクランク長を優先させた結果です。
サドル位置を少し前よりにしたかったのでオフセットなしのシートポストを使用。
またサドルは使用可能な範囲内で全長の少し短めのものを選びました。
ルールで使用可能なサドルのサイズが決められており、またどこまで前に出せるかも決められています。その中でできるだけ希望の位置に近づけたいためのアッセンブルです。
BELL CREST ヘルメット