2014' Cannndale SYNAPSE HI-MOD 3 ULTEGRA
Posted at 13/11/30 : Category » Cannondale
キャノンデール シナプス ハイモッド 3 アルテグラ
カラー/EXPOSED CARBON W / MAGUBESIUM WHITE JET BLACK AND CHARCOAL GRAY ACCENTS (グロス)
サイズ/54
本体価格¥437,143
全くの新設計により、究極の快適性に加えスピードも手に入れた、“ SYNAPSE ” シリーズ。
軽量で強度に優れるハイモジュラス カーボンと 『 S.E.R.G.= シナプス エンデュランス レース ジオメトリー 』 により、パワーライドと長時間ライドとの完璧なバランスを実現しています。
2014年のシナプスシリーズは3種類のフレーム素材を用意しています。
ハイモジュラスカーボンを使用し、軽量でEVOにせまる高速巡航性能を持つ“シナプスハイモッド”。
スタンダードカーボンを使用し積層を増やしたことにより衝撃の減衰性や耐久性に優れる“シナプスカーボン”。
キャノンデールが得意とする高性能アルミバイクのノウハウを凝縮した“シナプスアロイ”。
それぞれに特徴があり魅力的ですが、このシナプスハイモッドはシリーズ中、最も高い高速性能とスポーティーな快適性を併せ持っており、単に快適性を上げた従来のコンフォート系とは全くの別物です。
新設計のフレームは素材だけでなく、形状やジオメトリーにも工夫がこらされています。
一般的なロードバイクであるCAAD10やEVOなどと比べると、同じフレームサイズでもヘッドチューブが長く、シートチューブは短く、スローピングが大きくなっています。また写真で分かりにくい部分ですがBBドロップとホイールベースも大きくなっています。
ホイールはMAVICキシリウムエキップ。剛性が高く無駄な変形をおこしにくいのが特徴です。
そのためこぎ出しの軽さや急加速時の軽快感は高いレベルにあります。ケースによっては剛性が高すぎる印象を受けることもあるかと思いますが、このバイクでは車体の驚異的に高い衝撃吸収性のおかげで弱点が目立たずメリットだけを受けられます。
トータルではバランスの良いアッセンブルです。
MAVICでは自社のホイールの性能を最大に活かすためタイヤまで含めてトータルで開発しています。このイクシオンは柔らかめのコンパウンドでグリップ性能が高く、また少し太めの25Cサイズの使用により転がりの軽さと高いクッション性を得ています。
シナプスに採用される“SAVEプラス マイクロサスペンションシステム”はバイク全体で路面からの衝撃や振動を吸収し、またタイヤの高い路面追従性を実現したことによりハンドリングと制御性が格段に向上しています。
オフセットドロップアウトを持ち、場所によって複雑に形状が変化するフロントフォークもこのシステムの中で大きな役割を担っています。
主なコンポーネントに最新の6800アルテグラを採用。
ブラケット部が細くなり握りやすく操作しやすい形状になりました。
ブレーキやシフトの操作が格段に軽くなっています。
ストレスが少なくよりライディングに集中できます。
キャノンデールオリジナルのC1ハンドルバー。強度の高い7050素材を使いアルミ製ながら超軽量です。
バーテープもオリジナルです。GELクッション入りの3,5mm厚テープで掌に伝わる衝撃を和らげてくれます。
リヤブレーキケーブルがEVOと同様にヘッドチューブから内蔵されるタイプになりました。
長めのヘッドチューブとトールキャップにより高いハンドル位置が可能な設計です。
この写真ではトールキャップを外して低めのセッティングにしています。
ステムはバーと同様に超軽量アルミの“C1”です。
新型のプレッシャーアンカーは内部構造が大きく変わり軽量化されました。
3,5mm厚のGELクッション入りバーテープの表面にはグリップを高める為のパターンがあり長距離ライドをより快適にしています。
ボルトでしっかり固定される“C”ロゴ入りオリジナルバーエンド。
艶消し黒をベースにしたシックなカラーリングはシーンやウエアを選ばずあらゆる状況にフィットします。
シートチューブの下部が薄くなっているのはシートチューブ全体を前後に積極的にしならせる為です。
横からはスリムに見えるトップチューブは上からは幅が広いのが分かります。
ダウンチューブのCANNONDALEロゴは左右ではなく上下に入ります。
ダウンチューブ上のロゴは多数のスリットが入ったようなデザイン。
シートチューブにデザインされた“71”の文字はキャノンデールの創業年の1971年にちなんでいます。
ダウンチューブ裏にも大きくCANNONDALEロゴが。
二股に分かれたシートチューブ下端は今期から新しく取り入れられたデザインです。
横幅を大きくとることで横方向の不要な捻じれを抑え込みます。
またキャノンデールの一般的なロードバイクのBB幅が68mmであるのに対してこのバイクでは73mm幅を採用しています。
二股のシートチューブ下端はBBの広い横幅を目一杯に使って接合されています。
長いヘッドチューブは中央部が絞られた形状で剛性としなやかさをコントロールしています。
SAVEからさらに進化した “ SAVE ( シナプス アクティブ バイブレーション エリミネーション) プラス ” マイクロサスペンションシステム。
扁平形状のチェーンステイとらせん状のシートステイが特徴的なリアトライアングル。
上下方向の衝撃や振動を積極的に吸収し、高い路面追従性が得られることにより、どんな速度域でも安定したハンドリング特性を保ちます。
主なコンポーネントに、シマノ “ 6800アルテグラ ”を採用しています。
ブレーキキャリパーはピボット位置の変更によりより強力になりました。また操作の軽さも大きな特徴です。
メインコンポーネントを、シマノ “ 6800アルテグラ ”としていますが、クランクセットにはキャノンデールホログラムSiを装着しています。
キャノンデールオリジナルのホログラムSiクランクセット。
高度なアルミ加工技術を持つキャノンデールならではの製品です。
軽量な中空クランクアームは“OPI”と呼ばれる特殊な鍛造技術によりワンピースで成型されます。
また歴代のキャノンデールクランクの中でもっとも高い強度を誇っています。
この剛性の高さによりペダリングのパワーをスピードに変換する能力が非常に高いです。
クランクアームとスパイダーは分離可能で、PCD110から130に組み換えも可能です。
幅広で強力なクランクアームの裏側に「HOLLOWGRAM」のロゴ。
シマノ6800アルテグラ フロントディレイラー。
長いアームが特徴的です。変速操作に力をあまり必要とせず軽い操作で変速が完了します。
フレームの形状が独特なため取り付けは直付け式です。
11~32Tのワイドなスプロケットを備えておりかなりの急坂にも対応できます。そのためリヤディレイラーはロングゲージのGSタイプを使用しています。
11段になりワイドレシオであってもきめ細かくギヤを選べます。
リヤシフトケーブルはエンド部まで内蔵されています。
BB裏の四角い開口部の中には前後のシフトケーブルのガイドがあります。
普段はカバーが付いていますが、シフトケーブル関係の整備時にはここを開けて作業します。
新型シナプスのBB幅は73mm。従来のBB30(68mm)の左側を5mm延長しています。
二股のシートチューブは、この幅広のBB幅を最大に使ってBB部分に接続されます。
樹脂製のカバーを取り付けた状態。
見た目にすっきりするのはもちろんですが、汚れや、それによって起こる作動不良なども防ぎます。
シートポスト周辺は今回大きく変更を受けた部分です。
FSA製“SL-K”カーボンシートポストは軽く振動吸収性が高いことで人気の製品です。
シナプスの2014年モデルではシートポストを積極的にしならせる為に25,4mm径の細いシートポストを使っています。
またシートポストの固定方法が新しくなりました。
W斜臼式になりフレーム内部に隠れるかたちです。
見た目にもスッキリするのと、同じサドル高でもシートポストが長く出ることになり細いシートポストの柔軟性をより活かすことができます。
フィジーク アリアンテは幅が広くパッドも厚めで快適性を重視しています。
また後部が反り返ったデザインによる高いホールド性も特徴です。
シートポストの固定方法が新しくなりました。
W斜臼式になりフレーム内部に隠れるかたちです。
見た目にもスッキリするのと、同じサドル高でもシートポストが長く出ることになり細いシートポストの柔軟性をより活かすことができます。
装着したまま作業可能なカバーが付属します。
フロントビュー。
完成車状態の重量を実測しました。
実測重量7,46㎏(ペダル無し、コラムカット済み)
オフセットドロップアウト、SAVEプラス、バリステックハイモジュラス、テーパーコラム、最新技術が長時間の高速ライドを支えています。
ヘッドセット関連パーツ。
右から新設計の超軽量プレッシャーアンカー。トールキャップ。トールキャップの下に入る薄いキャップ。カーボンスペーサー15mm×1枚、5mm×3枚。
今回はトールキャップを使用せずにセッティングしました。
付属品。
左の四角い小袋はカーボンパーツの摩擦増強剤です。
右の4点は電動シフト化の際に使用するものです。
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