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3/15 - スターナット圧入工具 Topへ戻る

*写真1 スターナット圧入工具
長いシャフト部分はM6のネジ
*写真2 レンチなどを使い、ネジを回す
*写真3 ネジを回すと、圧入される
 フォークのコラムにスターナット(アンカーナット)をセットするために、普通はスターナット打ち込み専用工具を使いハンマーでガンガンと叩いて入れると思います。
 今現在、日本中(もしかしたら世界中?!)でこの方法が標準的な工法ですが、このとき使うスターナット打ち込み専用工具だけでも2000〜4000円もするし、もっと簡単でスムーズにスターナットを打ち込めないかな〜って思いませんか?
まあ、たががスターナットなんだけどね・・・

 そこでこんな工具を考えてみました。
 構造的にはとっても簡単なんだけど、発想の転換で、通常の打ち込み工具では、コラムの上から工具にスターナットを打ち込みますが、この工具は写真2の様にフォークのクラウン側からネジを回すことで引っぱる方式です。

 まず、フォークのクラウン側からコラムの中にM6の長ネジ部分を差込みます。
 次にコラムのトップ側から出て来たM6の長ネジにスターナットを回してコラム付近まで入れます。
 後は写真2の様にフォークのクラウン側の長ネジを回すことで、写真3の様にスターナットを引っぱり、コラムの中に圧入します。この時、写真2では分かりやすい様にクラウンからサスフォークのインナーチューブを抜いていますが、実際には2本のインナーチューブの間で締め付け作業をするため、ラチェットレンチ等を使うと効率よく圧入できます。
 ムダな衝撃をフォークに加えることも無いので安全にスターナットを圧入することが出来るし、ヘッドキャップさえ交換すればノーマルサイズから今流行の1.5(ワンポイントファイブ)サイズまで対応します。ただし、カーボンフォークや一部のリジットフォークではクラウンの形状によりこの工具を使用できません。どちらかと言うとMTBのサスペンションフォークに向いています。
 この工具を構成している部品は、OSヘッドキャップ×1・M6長ネジ(30cmくらい)×1・M6長ナット×1・M6ナット×2。
 材料は、ヘッドキャップ以外ホームセンタなどで合計200円以内くらいで揃えられます。M6の長ネジに付いてるナットの順番は写真から判断して下さい。

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