2006年12月27日の記事

2006年12月27日(水) 13:05

CORIMA AERO WHEEL



コリマ エアロホイール フロント用
(チューブラー)
税込¥65,100

クイック無し実測重量615g
世界レベルのプロレースやビッグレースで使用される純レース用のオールラウンドホイールです。
TTにも、スプリンターにも、クライマーにも使用され、時にはスポンサードの枠を超えて他のホイールメーカーのサポート選手にも(こっそりコリマのロゴから他メーカーのロゴに張り替えられて)使用されます。
フランスで、レースとカーボンを知り尽くしたベテラン職人の手作業で組み立てられます。





コリマ エアロホイール リヤ用
(チューブラー)
税込¥75,600
クイック無し実測重量820g

もともと航空機、中でもヘリコプターのローター等の製作を得意とするメーカーで、カーボンに関する膨大なノウハウがこれらのホイールにも受け継がれています。
軽くエアロダイナミクスに優れるのはもちろん、その構造&形状から特に縦方向に余計な変形をしにくくなっていてホイールの転がりの良さは特筆に価します。





ニップルはリムの中に隠れています。
スポークはリムぎりぎりまで扁平加工され空気抵抗の減少に気を使っているのが分かります。





コリマがパテントを持つ、独自の製法によりカーボンの編目はちょっと変わった表情をしています。
金属部分を一切持たないフルカーボンリムです。





フロントハブ アップ
特殊な引っ掛け式のハブを使用してラジアル組みされています。
高精度シールドベアリングの採用で軽い回転を得ています。
高い強度を持つことで有名な”SAPIM”製の空気抵抗軽減のために扁平加工されたスポークは、フルカーボンリムとは思えないほどの高いテンションで組まれています。





リヤハブアップ
左側ハブフランジはフロントと同様の作り。
負担がかかる右側はフランジが大径化され、スポークの固定方法も独特です。
このホイール専用の特殊な形状の扁平スポークを使用しています。
左ラジアル&右タンジェントは最近の流行とは逆行していますが、これがこの組み合わせでのコリマの回答です。





付属品一式。
クイックシャフトやカーボンリム専用のブレーキシュー、専用工具、リムの高さがあるためにバルブの延長アダプター(中継ぎタイプ)などが付属しています。





中継ぎタイプのバルブ延長アダプターは分割式のフレンチバルブに使用できます。
被せるタイプのアダプターよりもこちらの方が入れやすく、確実です。





専用のニップルレンチです。
先端の穴は四角形で、専用ニップルにフィットします。
振れ取り調整はチューブラータイヤを剥がして行います。





厚手の生地でつくられたしっかりしたホイールカバーが付属します。
コリマのイメージカラーの黄色が鮮やかです。





ビットリア コルサ エボKX 
税込¥7,350
幅/21mm 重量/299g

チューブラータイヤの名門、ビットリア製のハイグリップタイヤで特に雨天時のグリップ性能が優れています。






完成したホイールを車体にセットしました。
BIKEは、TNIのカーボンバックフレームとTNIの最強のフロントフォークの組み合わせで組み上げたトライアスリートT・MさんのBikeです。




フロントビュー。




リヤビュー。





カーボンリム専用のブレーキシュー。
コルクタイプで発熱を抑えるようになっています。
このホイールには必ずこのシューを使う必要があります。

written by リンテン ★  Category→[パーツ]

2006年12月27日(水) 13:00

CORIMA AERO WHEEL  & Vittoria CORSA EVO KX



コリマ エアロホイール
(チューブラー)

・フロント用 税込¥65,100
クイック無し実測重量615g

・リヤ用 税込¥75,600
クイック無し実測重量820g

高さがあるエアロリムの為通常のバルブはリムの中に隠れてしまって空気が入れられません。
付属のアダプターを使用したロングバルブ化の作業を紹介します。





ビットリア コルサ エボKX 
税込¥7,350
幅/21mm 重量/299g

チューブラータイヤの名門、ビットリア製のハイグリップタイヤで特に雨天時のグリップ性能が優れています。





ビットリアではチューブラータイヤのほとんどのモデルに分割式フレンチバルブを採用しています。
バルブの破損などの場合には簡単にバルブだけを交換できます。
今回の作業はこのバルブを分割して、間にアダプターをセットすることでロングバルブ化します。





バルブ部分の取り外しにはビットリアの専用工具を使用します。
アメリカンバルブのムシ回しのような形状です。





バルブに工具をセットして緩めます。





バルブが外れました。





バルブが取付けられていたネジにアダプターをセットします。
パッキンが付いていてかなりの高圧にも対応します。





アダプターに先ほど取外しておいたバルブをセットします。





再び専用工具の出番です。





延長アダプターにはスパナをかける部分があります。
しっかり固定します。





作業完了です。
被せるタイプでは操作しにくい、洩れやすいなどの問題が起こりがちですがこのタイプなら通常のバルブと同じように扱え確実です。





使わないリムにセットして規定空気圧まで上げてしばらく放置します。
バルブの加工部分からエア漏れしていないか?ピンホールパンクなどがないか?確認してから装着します。
また長期間折りたたまれていたタイヤの癖を取るためでもあります。





タイヤにもよりますが1日から2日くらい放置してエアの減り具合を確認します。




専用のニップルレンチです。
ニップルはリムの中に隠れていてリム内周側からは見ることができません。
振れ取りや増し締めなどのメンテナンスはリム外周側からしかできないので、タイヤを剥がして行います。
奥深くの特殊なニップルを回すのでこんな形状になっています。





振れ取り台にセットします。
スポークテンションのバラつきや振れの状態を確認します。





専用ニップルレンチで調整します。
エアロスポークなので、別の工具でスポークが捩れないように抑えながらの作業です。





振れ取り台のゲージは金属製なのでカーボンリムに直接は当てられません。
接触してもリムが傷まないように樹脂製のものを代用します。





タイヤを貼り付けます。
装着面を脱脂してゴム系の接着剤を塗って乾燥させます。
これが下地になります。





薄く均一に塗り伸ばしたいので、ビニール袋を巻いた指で伸ばします。
作業が終わったらビニール袋は捨てます。
作業しやすく手も汚れません。





乾燥後にリムセメントを塗ります。
用途によって何回か重ね塗りする場合もあります。
下地とは違って乾いてしまう前に貼り付けます。





タイヤをセットしたら空気を入れて取付け状態を確認します。
リムセメントが乾くと修正できないので、必要な場合はここで修正します。
最後はホイールを回転させてチェックします。




完成!です。





カーボンリム専用のブレーキシュー。
コルクタイプで発熱を抑えるようになっています。
このホイールには必ずこのシューを使う必要があります。

written by リンテン ★  Category→[カスタム&メンテナンス]

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