グランジ 700Cトランスファー
カラー/BK・シルバー
税込¥4,200(1個)
カンティ・Vブレーキ仕様の26インチMTBフレームに、700Cホイールを取付けることを可能にする優れもの。
ブースタータイプのアダプターで台座位置を700C用の位置に変更します。
装着状態。
台座位置が上に上がっているのがわかります。
05’キャノンデール M300
リジットのフロントフォークが特徴的で、シンプルなデザインです。
写真は作業前で標準の26×1,5のスリックタイヤが装着されています。
オーナーはこのバイクを通勤に使うことが多いそうなのですが、さらなるスピードと快適性を求めて700Cリムに換装することにしました。
今回の作業ではハブとスプロケットはそのまま使います。
スポーク、リム、チューブ、タイヤを交換して700Cサイズに組み替えます。
通勤ライドで酷使されているリヤスプロケット。
汚れ方を見ると常用しているギヤが分かっておもしろいです。
やはり主にトップ側のギヤを使われているようで700C化も納得です。
組み換え作業の為にスプロケットも外すので一緒に洗浄することにしました。
洗浄。
洗浄後。
リム/ARAYA AR−01
サイズ/700C 32H
税込¥3,465
スポーク/星14×15(2,0×1,8)ステンレス
真鍮ニップル付き
タイヤ/ミシュラン プロ2レース
サイズ/700×25C
税込¥6,090
ミシュランはあらゆる状況で使いやすく経時劣化が少ない理想的なタイヤです。このプロ2レースはパンク防止用のベルトを内蔵し、高性能レースタイヤでありながら高い耐パンク性を備えています。
チューブ/パナレーサー(仏・ロングバルブ) 税込¥940
ホイール組み
使用するハブとリムの寸法、スポーク本数、組み方(交差の有無や交差の仕方)によってスポークの長さが変わります。最適な長さを算出して組み立てています。
また、スポークの太さ、プレーン(同じ太さ)かバテッド(両端が太く中央が細い)か、スポークテンションによって乗車フィーリングが大きく変わります。
フレ取り
仮組ができたホイールを作業台にセットしてタテ・ヨコのフレを修整しながらスポークテンションを上げていきます。
組み上がった車輪を車体に取り付けてみました。
ブレーキの位置はまだそのままなのでリムとブレーキシューの高さが違っています。
ここからブレーキの高さを変更する作業に入ります。
まずフレームのVブレーキ台座に固定されているブレーキ本体を取外します。
取り付けボルトを緩めて抜くとVブレーキ本体を取外すことができます。
トランスファーの車体への取り付け部には細いボルトのストッパーがついています。
作業がしやすく、確実に固定できます。
Vブレーキを外した車体にトランスファーを取り付けます。
サイドのストッパーでセンターを合わせます。
ボルトで固定します。
ボルトは各種フレームに対応できるように2種類の長さのものが付属しています。
ストッパーボルトを締めこんで固定します。
トランスファーが付いたら次はブレーキ本体の取付けです。
台座にはグリスを塗布します。
左右のブレーキ本体が付きましたがブレーキシューの位置が合わないので調整が必要です。
取付けボルトを緩めて最適な位置にセットします。
完成!
700Cホイールの装着によって高速巡航性が格段にアップしました。
オーナーは背が高い方でバイクのサイズもLサイズ。
フレームが大きいので見た目のバランスもこちらの方が良いようです。
フロントホイール。
車輪の径が大きくなりタイヤ&リムの幅が狭くなりました。
スッキリ、スリムな印象です。
フロント 前から。
ブースター形状の強力なトランスファー。
フロント 斜めから。
フロント 横から。
トランスファーでVブレーキ台座の位置を上げているのが分かります。
リヤホイール。
リヤもフロント同様にスッキリした印象になりました。
上の「ビフォー」の写真と比べるとリヤタイヤとシートチューブの間隔が狭くなっているのが分かると思います。
リヤ。
リヤ 横から。